財団について|ABOUT US

ご挨拶

令和5(2023)年6月、長野県文化振興事業団理事長に就任いたしました。

美しい自然の広がる長野県では、長い歴史の中で多様な文化が生まれ、受け継がれてきました。県内全域に連なる山河は、地域固有の自然環境や風土を生み出し、それが各々の地域独自の文化を育んできました。各地に息づく伝統芸能や文化財をはじめとした文化の多様さ、奥深さは長野県が世界に誇るべき地域資源であり、普遍的な価値を有するものです。

事業団は、昭和54(1979)年、県民の文化施設の充実を求める声に応え、弾力的な文化事業の実施と文化施設の効率的な運営を行うための組織として設立されました。現在では、3つの文化会館(長野・松本・伊那)、県立美術館、飯田創造館の5つの文化施設と埋蔵文化財センターの運営を担うなど、文字どおり長野県の文化行政の要ともいえる存在となっています。

一方で、近年、社会経済環境は急速に変化し、少子化や高齢化に伴う人口減少、貧困や格差の拡大、気候変動や異常気象など、地域の抱える課題は複雑化するばかりです。そんな時代にあって、文化の有する多様な力を活かし、芸術ならではのアプローチによって、地域の課題と向き合う動きが各地で活発になっています。

事業団でも、令和4(2022)年6月、信州アーツカウンシルを設立し、県内各地の文化団体やNPOなどと連携して、さまざまな取り組みを始めました。高齢者や障がいのある方々、子どもや子育て世代を対象にした活動、伝統文化や文化財の保存・継承、まちづくりや文化の拠点づくり、さらには気候変動など、活動の領域は多岐にわたっています。

事業団の運営する文化施設が文化の拠点だとすると、信州アーツカウンシルの活動は新たな文化の担い手を見出し、支援することで、県内全域に文化的な営みを広げ、紡いでいこうというものです。これまでの実績を大切にしつつ、事業団の活動を未来につなげ、長野県に文化からさらなる活力が生まれるよう、微力ながら尽力して参りたいと思います。

県民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

理事長 吉本光宏

概要

名称 一般財団法人 長野県文化振興事業団
所在地 〒380-0928 長野県長野市若里 1-1-3
ホクト文化ホール(長野県県民文化会館)内
TEL:026-291-4800 FAX:026-226-1574
設立年月日 昭和54年(1979年)9月12日
目的 指定管理者の指定を受けた文化施設及びその他の施設の管理運営及び芸術文化の振興事業並びに埋蔵文化財の調査及び研究その他必要な事業を行い、もって県民の文化の向上に寄与することを目的とします。
事業内容 1 指定管理者の指定を受けた文化施設及びその他の施設の管理運営
2 芸術文化の振興に関する事業
3 埋蔵文化財の調査、研究、保護思想の普及等
4 その他事業団の目的を達成するために必要な事業
沿革 昭和54年9月 財団法人長野県文化振興事業団設立

昭和54年12月 飯田創造館開館

昭和55年12月 佐久創造館開館

昭和58年4月 県民文化会館開館

昭和61年4月 信濃美術館の管理運営受託

昭和63年12月 伊那文化会館開館

平成2年4月 信濃美術館に東山魁夷館併設

平成4年7月 松本文化会館開館

平成6年11月 県立歴史館開館

平成10年4月 財団法人長野県埋蔵文化財センターを統合

平成17年4月 県立歴史館の運営が長野県直営となる

平成18年4月 県民文化会館・伊那文化会館・信濃美術館・飯田創造館の指定管理者として管理運営受託(第一期)

平成21年4月 県民文化会館・伊那文化会館・松本文化会館・信濃美術館・飯田創造館の指定管理者として管理運営受託(第二期)

平成24年4月 飯田創造館の指定管理者として管理運営受託(第三期)

平成25年4月 一般財団法人へ移行

平成26年4月 県民文化会館・伊那文化会館・松本文化会館・信濃美術館の指定管理者として管理運営受託(第三期)

平成31年4月 県民文化会館・伊那文化会館・松本文化会館・信濃美術館の指定管理者として管理運営受託(第四期)

令和3年4月 県立美術館 新築・改称
その他

アクセスマップ

JR
ご利用の場合
JR長野駅下車、東口から徒歩約10分
タクシー
ご利用の場合
JR長野駅東口から約5分