開催概要
2020年、ロンドンの美術ギャラリーやアート関係者によってGCC(ギャラリー気候連合/Gallery Climate Coalition)が設立されました。年々深刻化する気候変動・気候危機の状況に対して、展覧会を行う美術館、ギャラリー、アートセンター等が対応策を打ち出し、新たな試みを行っています。2019年に日本の都道府県として最初に気候非常事態宣言を出した長野県において、美術館、文化会館ほかの文化施設や専門機関はどのようにこの課題に対し取り組むことができるでしょうか。今回は、GCCのアクティブ・メンバーでもあるNPO法人アーツ・イニシアティヴ・トウキョウから、GCC並びに自団体での実践をご紹介いただき、これを参考に長野県内での取組の推進について共に考えます。
■内容
①〈講演〉 「ギャラリー気候連合」の実践と、求められる転換
塩見有子(NPO法人アーツ・イニシアティヴ・トウキョウ[AIT]理事長)
②〈ディスカッション〉 「サスティナブルな長野県のアート/ミュージアムに向けて」
塩見有子(NPO法人アーツ・イニシアティヴ・トウキョウ[AIT]理事長)
金井直(信州大学人文学部 教授/信州ACアドバイザリーボード)
ロジャー・マクドナルド(AITプログラムディレクター/信州ACアドバイザリーボード)
松本透(長野県立美術館 館長)
中嶋実(小海町高原美術館 学芸員/シンビズム ワーキンググループ長)