開催概要
長野県立美術館では、1966(昭和41)年の開館以来、郷土にゆかりのある美術家たちの作品と、美しい信州の自然を描いた風景画を中心に収集、公開してきました。これらコレクションをより多くの方にご鑑賞いただくため、1979(昭和54)年から県内各地で「移動展」を開催しています。本館の新築オープンを迎えた2021(令和3)年からは、公募会場に加えて長野県伊那文化会館にて毎年開催することとなりました。本年は、県立美術館NAMコレクション展第Ⅰ期の出品作を中心に、南信にゆかりのある中川紀元や中村不折などの作品を加え、部屋/室内やひとびとの暮らしにまつわる作品を紹介します。また、今年で生誕130年をむかえる河野通勢(1895-1950)を取り上げ、河野が繰り返し描いた自画像や、作家の生活のそばにあった長野市近郊の風景画などを紹介します。
さらに、県立美術館企画展「東山魁夷館開館35周年記念展 東山魁夷 永遠の海 ― 私は、いま、波の音を聴いている」(10/4~11/16)にちなみ、東山魁夷の作品を3点展示します。
★関連イベント
県立美術館学芸員によるギャラリートーク
11月8日(土)14:00~ (手話通訳あり)