開催概要
池上秀畝 絵の成るはじめ、絵の成すつながり ― 下絵から本画へ、弟子たちへ池上秀畝(1874–1944)は、筑摩県西高遠町(現・長野県伊那市高遠町)に生まれ、若くして上京し、荒木寛畝門下で修行を積んだ日本画家です。大正期には文展で三年連続特選を受賞し、帝展では無鑑査審査員を務めるなど、明治から昭和初期にかけて日本画・旧派を代表する存在として活躍しました。 伊那市には、秀畝が残した作品が数多く残されています。本展では、秀畝が得意とした画題による本画に加え、卓越した観察力を示すスケッチ類、本画制作のために繰り返し描かれた下絵、そして制作記録としての手控帖等を紹介し、秀畝がどのように創作と向き合ったのか、そのプロセスを多角的にご紹介します。 また、細合秀穀や堀田秀叢など南信ゆかりの弟子たちの作品に加え、秀畝一門が伊那で開催した移動展覧会の出品作も展示します。秀畝の表現が弟子たちへどのように受け継がれていったのか、また、伊那での揮毫や展覧会活動を通じて築かれた秀畝一門と地域とのつながりにも、ぜひご注目ください。
<関連イベント> ※事前申込不要、参加費無料(ただし、本展観覧券が必要)
●学芸員によるギャラリーツアー
日時:2026年8月1日(土)13:30〜
内容:当館学芸員とお話をしながら、展覧会を鑑賞します。お気軽にご参加下さい。
●学芸員によるスライド・トーク
日時:8月9日(日)13:30〜14:30
内容:
①「秀畝の歴史画」 講師:加藤陽介(練馬区立美術館)
内容:秀畝が手がけた歴史画の特徴や背景を、作品画像とともに紹介します。
②「秀畝調査隊は行く」 講師:松浦千栄子(長野県立美術館)
内容:2025年度ポーラ文化振興財団の助成により実施した池上秀畝作品の調査について、資料や現地調査の成果を交えながら紹介します。
