開催概要
長野県立美術館は2018年から翌年にかけて、上田市の信濃デッサン館(現KAITA EPITAPH 残照館)より、村山槐多、関根正二、野田英夫ら夭折画家の作品を中心とした、絵画、素描、彫刻390点を「信濃デッサン館コレクション」として新たに収蔵しました。信濃デッサン館は、館主の窪島誠一郎氏によって収集された、日本近現代の素描を主軸とする質の高いコレクションを展示し、また村山槐多の命日を偲ぶ「槐多忌」を毎年開催するなど、人々が集う交流の場でもありました。
本特集では信濃デッサン館の活動に関するアーカイブ資料とともに、コレクションから選りすぐりの約110点を紹介します。
信州の地に集った若き画家たちの結晶と、約40年に亘る館の歩みをご覧ください。