開催概要
被災地の避難所その実情は?公共の施設すべて避難できるわけでは…
被災地の文化施設これからの対策や役割は?
災害時、避難所指定の有無に関わらず公共文化施設に避難してくる方々がいることは、これまでの事例からも明らかです。日頃から、地域や各施設との連携が重要であることは当然ですが、広く地域の方々に理解してもらうことが重要です。
そこで、2024年1月より継続して能登半島地震の避難所対応を行っている白馬村の橋之口みゆきさん、2019年の東日本台風の際に福祉施設利用者の避難を実施し、その後の施設運営に防災の視点を取り入れている嶋田直人さんをお招きし、災害時の文化施設の役割を考える契機とします。また、事業団インセンティブ事業「文化芸術×防災」調査グループによる、東日本大震災被災地の文化施設の当時の状況と、今後の防災対応についての調査報告も実施します。
文化施設のみならず学校や企業の防災担当者、そして多くの地域住民の方々にご参加いただき、災害時のより良い対応について考えていきます。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
■プログラム
①調査報告「東日本大震災を経験した文化芸術施設のこれから」
報告者:関翔平(長野県文化振興事業団インセンティブ事業「文化芸術×防災」調査グループ・ホクト文化ホール所属)
講演①「災害時の避難所の状況と課題」
講師:橋之口みゆき(災害NGOラブ&アース代表・災害時緊急支援コーディネーター)
講演②「災害史に学ぶ~経験から得た教訓を防災・減災に活かす~」
講師:嶋田直人(社会福祉法人光仁会富竹の里 常務理事・施設長)