開催概要
(一財)長野県文化振興事業団では本年度、京都を拠点に活動する劇団/アーティストグループ「安住の地」を招聘し、安曇野市教育委員会と協働のもと、芸術家滞在施設「鐘の鳴る丘集会所」(安曇野市穂高)にて演劇作品を創作するプロジェクトを実施しています。安住の地では2023年より、戦前日本の基幹産業であった養蚕業の民俗文化に光をあてた演劇作品「かいころく」シリーズを制作し、長野県内外にて上演を行ってきました。
本公演では、2024年に上演し第11回北海道戯曲賞大賞を受賞した【工女編】と、今回新たに安曇野市に滞在しながら制作した【蚕種編】を上演します。両編とも、劇作家の私道かぴによる安曇野市・上田市の養蚕関係者への取材をもとに制作された作品です。
今なお養蚕のおもかげが各地に残る安曇野市。ぜひ足をお運びいただき、この地にあったかつての人々の記憶に思いを馳せていただけましたら幸いです。

