長野県埋蔵文化財センター
長野県内の遺跡を発掘調査し、後世に残る出土品の記録作成と公開に取り組んでいます
長野県埋蔵文化財センターは、長野自動車道や上信越自動車道、北陸新幹線などの高速交通網の整備に先だち、埋蔵文化財を保護し、調和のとれた県土の発展を目指すため、1982(昭和57)年3月に設立されました。1998(平成10)年4月には一般財団法人長野県文化振興事業団に統合し、公共開発事業の事業者である国・県等の委託を受けて行う埋蔵文化財の調査と、埋蔵文化財の保護のために必要な調査を行っています。
これまでに発掘調査を行った遺跡はおよそ400箇所を数え、国内最古級の石器や弥生時代の銅鐸・銅戈など、本県のみならず、わが国の歴史を見直すきっかけとなる発見がありました。
一般財団法人長野県文化振興事業団では、県民の心の豊かさの醸成と文化力の向上をめざすため、5ヶ年行動指針において埋蔵文化財発掘調査と研究を進め、公開・活用を積極的に行うことを掲げています。そのため、長野県埋蔵文化財センターでは、埋蔵文化財の調査・研究以外にも市町村への技術指導、夏休み考古学教室、学校への出前授業、「掘るしん」など出土品展・講演会を開催し、地域の文化遺産の再発見や魅力向上、生涯学習や学校教育への貢献に取り組んでいます。
施設情報
事務室 |
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研究室(第1~第10) |
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洗浄室 |
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写真室 |
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注記室 |
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接合復元室 |
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図書室 |
約8万冊の蔵書 |
展示室 |
発掘調査で出土した遺物を展示公開 |
その他
所在地 |
長野市篠ノ井布施高田963-4 |
構造・規模 |
鉄骨鉄筋コンクリート造 地上3階 ほかプレハブ棟3棟 |