令和5年度アーツカウンシル助成事業「文化芸術活動の創造性を生かす環境づくり支援プログラム」採択団体について【38団体・グループを選定しました】
令和5年度の信州アーツカウンシル助成事業(応募期間:2月8日~3月10日)について、多くの皆様からご応募をいただき、ありがとうございました。
厳正なる審査の結果、以下の団体・グループを助成金の交付対象者として選定しました。
今後、各事業の実施においては、信州アーツカウンシルの専門スタッフが、相談・助言等の寄り添い型支援に取り組んでいくこととしています。
○令和5年度アーツカウンシル助成事業<採択団体一覧>
<応募状況並びに採択結果について>
○ 応募状況ならびに採択結果について
信州アーツカウンシルが活動を始めて2年目の助成事業となります。計93件、31市町村に所在する団体・グループからの応募がありました。令和4年度と比較すると、県内の様々なエリアから取組を寄せていただき、少しずつ、私どもの活動を認知していただいている方が広がっていることを実感しています。ありがとうございます。
採択事業をみますと、活動を通して地域で新たな人の繋がりを開拓していく点が共通する特徴としてあげられます。多くの事業において、文化芸術活動が地域の様々な分野の活動とリンクすることで、新たなコミュニティや協働の場を形成し、持続的に発展していくことが目指されています。拠点となる建物や空間がきっかけになっているものや、地域の課題を文化芸術を通して様々な分野の方と共有するものなど、様々なケースが見られます。
特に今年度から新たに加わった切り口としては、文化芸術活動を通して循環型の暮らしを試行・実践する取組、高齢者の暮らしと接点を持つような取組が複数あります。
反対に、公演・展示を開催することが目的となり、地域との双方向的な協働が望めない、人の繋がりが既存の芸術ジャンルに留まる、とみられる活動は、本助成制度とはマッチしづらい面があります。また、計画の具体性や実現性において、その取組の鍵となる役割の担い手やアーティストが未定、課題と事業内容の関係が明確でない、経費の想定が曖昧、などの申請は採択に至りませんでした。
本事業では、1つの事業につき3年の支援継続を念頭に置いており、令和5年度も、昨年度と同程度の新規事業を採択できるように助成総額を増額しました。とはいいつつ、新規申請で水準の高いものが多かったために、採否の審査は一層大変なものとなりました。
予算の制限によって止むを得ず不採択とした取組もあります。
今回採択に至らなかった団体・グループの皆様にも、活動を継続いただきながら、相談会等を活用し今後の応募をご検討いただければ幸いです。
最後になりますが、県民の皆様には、ここに掲げた38事業の取組をぜひご注目いただき、様々な関わり方で、ご参加いただけますと幸いです。そうして生まれる関わり合いから、信州のゆたかな未来を共に創り出していけたらと願っております。
・応募件数:93件 (A:65件/B:28件)
・採択件数:38件 (A:28件/B:10件)※令和4年度からの継続事業15件
・採 択 率:40.9%(A:43.1%/B:35.7%)
(一財)長野県文化振興事業団 アーツカウンシル推進局