当事業団が運営する長野県立美術館で使用する業務用車両について、自動車検査証（車検）及び
自動車損害賠償責任保険（自賠責保険）の有効期限が切れている期間に当該車両を運行した事案が
発生しました。

　今回の事案を受け、直ちに当事業団の各施設において運行に供する全ての車両の車検及び自賠責
保険について点検を行い、いずれも有効期間内であることを確認しました。なお、今回の調査の過
程で、過去にも同様の事案発生の事実が判明しましたので、併せてお知らせいたします。

　この度の事案において、車検切れの状態を長期間把握できなかったことを深刻に受け止め、今後
は、業務用車両の管理体制を強化し、再発防止の徹底に努めてまいります。

1   事案の概要
 （1）該当車両
         小型貨物車 １台
 （2）車検満了日
         令和 5 年 2 月 15 日
 （3）車検が切れている間の運行状況
        ア   運行があった日数
               令和 5 年 2 月 19 日から令和 5 年 8 月 14 日までのうち 50 日間
        イ   期間中の運行回数
               延べ 51 回
        ウ   運転者数
              14 人
        エ    走行距離
               1,935 キロメートル
               ※上記期間中の運行における事故等はありません。

2   過去の事案
（1）該当車両
         小型貨物車 １台
（2）車検満了日
         令和 3 年 11 月 18 日
（3）車検が切れている間の運行状況
    ア   運行があった日数
           令和 3 年 11 月 19 日～令和 3 年 12 月 17 日までのうち 8 日間
    イ   期間中の運行回数
           延べ 7 回 ※うち１回は２日間の利用
    ウ   運転者数
          3 人
    エ   走行距離
          524 キロメートル
         ※上記期間中の運行における事故等はありません。

３ 主な再発防止策
（1）事 務 局
     ア  ８月 24 日に開催する副館長等会議において、本件の概要、発生原因、再発防止策について
        説明し、全所属に対しコンプライアンスの徹底と適切な事務執行を指示する。
    イ   上記１及び２の不適切事案に関し、管理担当者等の一部職員に限らず広く情報共有し、組
        織全体として車両管理についての意識を高める。
     ウ   全体共用サーバー内に車検有効期限及び車検実施予定日、実施確認等の欄を設けた業務用
       車両一覧表を作成し、事務局及び所属の双方で車検漏れがないかを定期的に確認する。
     エ   職員のコンプライアンス意識向上のための研修を定期的に開催する。
(2) 各 所 属
     ア    所属の年間スケジュール表に業務用車両の車検有効期限をはじめ各種法定点検期限を記
        載し複数職員で確認する。
     イ    運転席周りに車検有効期限を掲示する。
     ウ    自動車使用簿に車検有効期限を記載する。
     エ    月初めの定例ミーティングで当月内に期限の到来する各種法定点検を職員に周知する。

 

      令和 5 年 8 月 24 日
      　一般財団法人 長野県文化振興事業団
      　　　理事長 　　吉 本 　光 宏

     問い合わせ先
     　一般財団法人 長野県文化振興事業団
   　　　  事務局長 　池 田 　隆 義
    　　　　 電　話　 026-291-4800